生成AIの性能向上の過程に立ち会った
PCに向かい合っているときもスマホで何かしているときも、何?と思ったら放っておかないで、キーワードを入力してググるようにしている。あいまいなキーワードからでもGoogleのブラウザChromeが上手く処理してくれる。ただChromeと言えども、日本語だとどうしても情報量と質に限界がある。とくに海外の情報をとなれば英語になるが、英語になったとたん、ここまでの情報が開示されているのかと驚くことがある。ただプロパガンダでしかないものも多いから、あれ?と思ったら、裏取り作業でまたChromeのお世話になる。調べものにChromeは欠かせない。重宝に使ってきたChromeにGoogleの生成AI(Gemini)が追加されたのに気がついた。五月初旬、いつものように作業を始めてはみたが、どうにも乗らない。どうしたものかとグズグズしていて、もしかしたら奇特なかたがコメントでも書いてくれたかもしれないと、ひさしぶりに拙著名「はみ出し駐在記」を入力してググってみた。Chromeの検索結果の上にGeminiが生成した要約のような文がのっていた。最下段には「AIの回答には間違いが含まれている場合があります」と注意書きまでついていた。
「はみ出し駐在記」は、還暦もすぎたころ若い時の経験を記録として残しておこうと思い立って書いたもので、個人の備忘録に毛が生えたようなものでしかない。そんなものをGeminiが引っかけてくれた。なんとなく誇らしいし正直嬉しい。ただその内容にはがっかりさせられた。要約が表面的なのはしょうがないにしても著者名を間違えるか?
見る度に違う著者名が表示されていることにたまげた。なかには女性名まであった。なんだこれは?おもしろそうじゃないか、ちょっと記録でも取っておいてみるかと五月十一日からスクリーンコピーを取り始めた。
五月十一日以降のGeminiの性能向上の経過を著者名の変遷から見てみる。
五月十一日
「はみ出し駐在記」とは、著者の藤原秀雄氏が、アメリカ駐在時代に経験した……、様々な出来事を綴ったエッセイです。特に、日本社会では受け入れられにくい、独特な視点や人間関係のあり方をテーマにした作品です。
五月十五日
「はみ出し駐在記」は、アメリカの豊かな社会の裏にある「傷んだ社会」を、駐在記として記録したものです。作者は藤澤豊で……
五月三十日
「はみ出し駐在記」は、Amazon.co.jpで出版されている、南條荒の小説です。
五月三十日
「はみ出し駐在記」は、藤井浩二氏による書籍で、アメリカでの駐在生活を綴ったエッセイです。
五月三十一日
この書籍は、著者である荒波隆が、アメリカ駐在中に経験した様々な出来事を綴ったものです。
五月三十一日
著者:荒井隆。
この書籍は、海外赴任を経験した人や、異文化に興味のある人、自己成長を願う人など、幅広い層に読まれています。
五月三十一日
「はみ出し駐在記」とは、著者の荒木滋(あらき しげ)による、アメリカ駐在中に起こる様々な出来事をコミカルかつユーモラスに綴った小説です。
五月三十一日
「はみ出し駐在記」とは、著者の荒木隆弘氏による、アメリカ駐在の経験を基にしたエッセイ・小説です。
六月一日
「はみ出し駐在記」は、海外駐在生活における、規格外で、周囲に馴染めない主人公の物語です。著者は、特にアメリカの豊かなが傷んだ社会に対する独特な視点を持つ浅沼雅夫です。
六月一日
「はみ出し駐在記」は、著者である荒井茂氏 が、自身の駐在生活を基に、ユーモラスな視点から描いた小説です。
Chromeは重宝につかっているだけで、どういうアルゴリズムで動いているのか何も知らない。一ユーザとして表示されたものから判断する限り、PC上で動いているものとスマホ上で動いているChromeには違いがある。著者名の違いもPC上では早々に解決されたにもかかわらず、スマホ上には違う人名が表示される障害が残っていた。落ち着いたのは六月に入ってからだった。
著者名を間違えるくらいだから要約のレベルは推して知るべしだが、六月も半ばを過ぎた頃にはバラツキはあるものの落ち着いてきた。ここで一つ生成AIの限界がありそうなことに気がついた。よく入試の国語にある長文読解の延長線のような感じで、著者は何を言わんとしているのからさらに一歩踏み込んで、「著者がこのような作品を書いた動機はなにか、なぜ書かなければと考えたのか」という質問に生成AIが、自らの思惟の結果として回答できるようには、なかなかならないんじゃないかと想像している。
p.s.
ようやく落ち着いてきた要約をコピーしておく。
2025/06/28 土曜日 20:27
はみ出し駐在記」は、藤澤豊氏による著書で、アメリカでの駐在生活を題材にした作品です。この本は、アメリカ社会の豊かさと同時に、傷んだ部分も描き出し、異文化体験を通して見えてくる社会の様々な側面を、ユーモラスかつ鋭い視点で捉えています。具体的には、アメリカの日常生活、文化、社会問題などが、著者自身の体験を交えて描かれています。
具体的にどのような内容が含まれているかというと、
アメリカ社会の光と影:
豊かな側面だけでなく、社会問題や格差など、アメリカ社会の抱える課題も描かれています。
異文化体験:
日本とは異なるアメリカの文化や習慣に触れ、その違いに戸惑いながらも、新たな発見や気づきを得る様子が描かれています。
ユーモラスな視点:
著者のユーモアあふれる語り口で、駐在生活の面白おかしいエピソードが展開されます。
社会風刺:
アメリカ社会の様々な側面を、風刺を交えて批判的に描写しています。
この本は、アメリカの駐在生活に興味がある人だけでなく、社会問題や異文化に興味がある人にもおすすめです。Amazon.jpで販売されています。
AI の回答には間違いが含まれている場合があります。
「ユーモアあふれる語り口で……」と言われると、えっ、そうですか?と思ってしまう。変なところで意固地だし、人付き合いは悪い。どう考えても、ユーモアからはほど遠い人間だと思っている。
2025/6/30